まだ幼い子どもを持つ親御さんたちの中には、自分自身の身の安全はもちろん、子どもが新型コロナウイルスに感染しないかについて、気が気でないという方も多いでしょう。
したがって、今回は子どものコロナ感染に関する疑問を解決していきたいと思います。
興味があるという親御さんは、ぜひ参考にしてください。
子どもはコロナ感染しにくいのか?
幼い子どものコロナ感染者数は、全体的な割合としては少ないです。
ただ、感染のしやすさに関しては、成人とほとんど変わりません。
実際、まだ1歳にも満たないような乳幼児がコロナに感染してしまったというケースもあるため、”子どもはコロナに感染しにくい“という概念は捨てるべきでしょう。
また、子どもは自身の症状を正確に訴えられないことも考えられるため、親御さんは異変を察知できるように注意しなければいけません。
子どものコロナ感染は重症化するのか?
子どものコロナ感染が重症化する割合は、極めて低いと言えるでしょう。
しかし、成人と同じように呼吸器障害が起こることもあるため、特に年齢の低い乳幼児などは注意が必要です。
また、小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器障害は、重症化する可能性も否めませんので、親御さんはそのことを頭に入れておきましょう。
授乳は避けた方が良いのか?
母親がコロナに感染している場合、接触することによって感染の危険性が高まってしまいます。
したがって、直接の授乳はなるべく避けた方が良いでしょう。
ただ、母乳そのものが危ないものである可能性は、今のところ低いとされています。
中国では、コロナに感染した女性6名の母乳を調査したところ、ウイルスは検出されなかったという報告もされているため、手洗い等を徹底した上で、搾乳によって母乳を与えることは問題ないでしょう。
子どもにはマスクをさせるべきなのか?
飛沫感染のリスクを減らすという意味では着用させるべきですが、それよりも重要なのは、やはり親御さんがコロナに感染しないよう気を付けることです。
これまでコロナ感染が確認されている子どもの多くは、家庭内において親御さんから感染しています。
また、ウイルスが付着したおもちゃ、本などに触れた手で、口や鼻などを触ってしまうことでも感染するため、これらの消毒は徹底しなければいけません。
入院している子どもとの面会は控えるべきなのか?
コロナとは別の病気やケガなどで、すでに子どもが入院しているという場合、必要最低限の人数に絞り、十分感染対策を許可した上で面会するべきです。
また、面会する親御さんは、事前に自宅で体温を測定し、咳や鼻水、倦怠感や吐き気などの症状がないことを確認しなければいけません。
休校中、子どもはどうやって遊ばせるべきなのか?
コロナ感染を防ぐための以下のようなルールを守れば、屋外で遊ばせても構いません。
- 兄弟、家族同士で遊ぶこと
- 屋外における他人との接触を避けること
また、屋内(自宅以外)における遊びについては、屋外よりもコロナ感染のリスクが高くなるため、以下のようなルールを守らせなければいけません。
- 周囲に明らかな感染者がいないのを確認すること
- 遊ぶ場所に高齢者や基礎疾患のある方がいないこと
- 本人や家族にコロナ患者とおぼしき症状がないこと
- 少人数であること
- 親御さん同士の了解が得られていること など
まとめ
コロナに関する情報は以前より多く集まり、日本では少しずつ対策も取られ始めています。
ただ、まだ収束に向かっているとは言えない状況であるため、親御さんが幼い子どもを守るためには、依然として細心の注意を払わなければいけません。