皆さんは、“O脚”というものをご存知でしょうか?
自身が当てはまらなくても、聞いたことがあるという方は多いかと思います。
また、誰もが将来的にO脚になってしまう可能性はあるため、今回は症状や原因、代表的な治療法などについて、覚えて帰っていただきたいと思います。
O脚の概要と症状
左右の内くるぶしをつけ、つま先とかかとを揃えて立っている状態で、膝の内側がつかず、外側に開いている状態を“O脚”といいます。
“内反膝”、“ガニ股”とも呼ばれます。
正面から見たとき、脚の骨の形がアルファベットのOのようになっていることが名前の由来です。
内くるぶしをつけた状態で立ったとき、膝の隙間が指3本分以上開いている場合は、O脚と言って良いでしょう。
また、O脚は立ち姿に影響を与えるだけでなく、膝の痛みや足のむくみなど、つらい症状を伴うこともあります。
ちなみに、両膝が内側に湾曲した状態で、左右の膝の内側を揃えても、左右の内くるぶしが接しない症状は、“X脚”と呼ばれます。
O脚の原因
O脚の主な症状として挙げられるのは、以下の3つです。
筋力不足
筋肉の中でも、O脚にもっとも深く関係しているのは、太ももの内側にある内転筋です。
内転筋は、股関節を閉じるときに使われる筋肉ですが、筋肉が弱まっていると、イスに座ったまま両膝を閉じ、キープするのが難しくなります。
また、内転筋は太ももの外側の外転筋とともに、骨盤を支える役割があり、筋力が下がると骨盤が歪み、O脚の原因になってしまいます。
生活習慣
普段ガニ股気味で歩いている方は、クセがついてしまい、膝が開きやすくなります。
また、長期時間のデスクワーク、スマホの使いすぎなどは、猫背などの姿勢の悪化を招き、これが体幹、膝関節周りの筋肉をうまく使えなくなる原因にもなります。
生まれつき
一部には、生まれつきO脚の方もいます。
これは、膝関節もしくは股関節が変形する先天的な病気や、出生直後のくる病などが原因となっているものです。
O脚の代表的な治療方法
O脚は、主に以下のような方法で治療されます。
- ドーム型HTO
- オープンウェッジHTO
- 仮骨延長法を用いた脛骨矯正骨切り術
ドーム型HTO
“ドーム型HTO(高位脛骨骨切り術)”は、中程度の矯正角度の場合に用いられる治療です。
具体的には、腓骨を中央で切離した後、脛骨の膝下部分を特殊なノミでドーム状に切離し、矯正・固定をするという方法です。
矯正角度が大きくても、膝蓋骨の位置が変わらないため、違和感はありません。
また、腓骨を合わせてプレートを固定することで、脛骨の骨癒合も早まります。
オープンウェッジHTO
“オープンウェッジHTO(高位脛骨骨切り術)”は、比較的少なめの矯正角度の場合に選択される治療です。
一部を残しながら、脛骨を膝下で斜めに切離し、内側を開大した後、後で自身の骨に入れ替わる特殊な人口骨を挟み、チタン製のロッキングプレートで固定します。
腓骨を切る必要がなく、初期固定性も強固であるため、他の治療法に比べて、早く退院することができます。
仮骨延長法を用いた脛骨矯正骨切り術
脛骨の変形を、骨の自己修復力を利用して矯正する方法です。
脛骨の一部に切れ目を入れ、外から骨に専用の器具を固定し、ゆっくり骨を延ばしながら内反変形を治療していきます。
術後毎週計測しながら骨を延ばすため、正確な矯正がしやすいというところがメリットです。
まとめ
ここまで、O脚の症状や原因、治療法などについて解説しましたが、いかがでしたか?
すでにO脚の症状が出ている方は、痛みやむくみなどに苦しむ前に、最寄りのクリニックに訪れましょう。
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