【本田ヒルズタワークリニック】包茎矯正器具の恐ろしいリスク
2020年1月12日
手術を受けず、自ら購入した器具で包茎を治そうとしている方も中にはいるかもしれません。
ただ、そうして包茎を治そうとすることには恐ろしいリスクが潜んでいるため、決しておすすめできません。
ここからは、代表的な包茎矯正器具である“リング”を使うことのリスクについて解説しましょう。
代表的な包茎矯正器具“リング”とは?
リングとは、“矯正リング”とも呼ばれるもので、亀頭を露出させた状態で固定し、包茎を矯正することを目的とした器具の総称を言います。
インターネット上では、数多くのリングが販売されており、金属製のものやシリコン製のもの、O型のものやU形のものなど、種類はさまざまです。
また、これらのリングの概要には、必ずと言っていいほど「これで包茎が治る!」というような文言がありますが、
実際そんなことはありません。
なぜなら、包茎の原因はあくまで包皮が余っていることが原因であり、
その余っている部分が残り続ける限り、包茎は改善しないからです。
つまり、リングを装着し続けることは、単に亀頭を露出させ続けていることに過ぎない、という事なのですね。
リングを使うことのリスクについて
リングは代表的な包茎矯正器具ですが、医学的な見地からは、まったく包茎改善効果がありません。
それだけでなく、リングを装着することには、以下のような恐ろしいリスクも存在します。
① ペニスが壊死する可能性がある
リングは包皮を固定し、亀頭を露出させることが目的の器具です。
また、強めにペニスを締め付けておかなければ、しっかり固定することができません。
ただ、あまりに強く締め付けると、リンパの流れや血流が悪くなり、それでも装着し続けると、ペニスが壊死してしまう可能性があります。
もちろん、壊死してしまった場合は、ペニスを切断しなければいけません。
つまり、包茎を治そうと軽い気持ちで装着したリングが、ペニスを失ってしまう原因になりかねないということです。
② 包茎の症状が悪化する可能性がある
包皮はペニスの伸縮に合わせて、同じように伸縮するものです。
ただ、リングを装着していると、包皮がペニスの伸縮に合わせて伸縮しなくなり、その結果、装着前よりも包皮が余ってしまう可能性があります。
包茎を治したいのに、包皮が伸びてしまうなんて、本末転倒も良いところですよね。
③ 尿が出にくくなる
ペニスの内部には、尿が通る“尿道”があります。
また、尿道はペニスの表面のすぐ近くにあるため、リングで包皮を固定していると、当然尿は出にくくなってしまいます。
もちろん、リングを外せば尿は出やすくなりますが、あまりにも長い間装着していると、膀胱が伸びてしまい、腎機能障害を引き起こしてしまう可能性もあるため、注意しましょう。
リングの代用品を使用するのもNG
包茎矯正器具のリングが購入できないことを理由に、輪ゴムなどの代用品を使用して、包皮を固定する方もいますが、これももちろんNGです。
むしろ、輪ゴムは包茎矯正器具のリングよりも細いため、ペニスに食い込みやすく、前述のようなリスクが高くなってしまいます。
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まとめ
ここまで、包茎矯正器具の1つ、リングを使うことのリスクについて解説してきました。
リングの使用はあくまで気休めに過ぎず、継続して使用したとしても、
壊死や症状悪化などのリスクが高まるだけですので、安易に手を出してはいけません。
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