本田ヒルズタワークリニック 包茎について
         

本田ヒルズタワークリニック|1.包茎とはどんな症状?

なかなか人に相談しにくい悩みを持っている方は、少なくありません。
包茎についての悩みも、その一つです。
しかし、同じような悩みであっても、その内容もそっくり同じとは限りません。
実際にはさまざまな種類があるのですが、ペニスが勃起していない状態でその先端部分が皮に包まれている状態であれば当てはまります。

ちなみに、勃起した状態だけではなく、勃起していない状態も含めて常に先端部が露出している場合は、露茎と呼ばれます。
つまり、勃起すると問題なくても、勃起していない状態では先端が皮に包まれていれば、該当する事になるのです。
その治療は、先端部分が常に露出している状態にする事が主な方法です。

包茎と露茎

多くの場合、ペニスの成長に伴って自然と露茎してくるのですが、中にはそのままという方も少なくありません。
18歳前後までに露茎しなければそれ以上の成長はあまり見込めないので、それ以降は自然に露茎する事はないと考えたほうがいいでしょう。

また、世の中には改善グッズというのも時折見かけますが、それで改善されるよりも、炎症などのデメリットが生じる可能性のほうが高いでしょう。
きちんと専門医による治療を受けた方が確実です。

2.子供は包茎なの?

男性はだれしも、生まれたころはペニスが皮で包まれた状態です。
そこから心身の成長に合わせて、ペニスも変化していくのです。

赤ん坊が生まれた直後は、先端が包皮と一体化しています。
その後、1年ほどで癒着が剥離していって、そうなると先端を露出する事ができるようになるのです。

そこから少しずつ成長していき、一般的には男性ホルモンが増大する15歳くらいから自然と皮がむけ、徐々に露茎へと変化するのです。
幼いうちは、先端そのものの皮膚がまだ薄い状態なので、それをガードしているのです。

その後、皮がむけてくると先端の皮膚も厚くなっていきますが、そうならなければ先端の皮膚が薄いままになってしまい、カリといわれる部分が発達しません。
そのせいで、包皮のストッパーがない状態になるのです。

15歳から18歳ころまでが、ペニスの成長期になります。
その時期を過ぎてしまうと、それ以降自然に治る見込みは、まずないと考えたほうがいいでしょう。

包茎と露茎

3.包茎にはどんな種類があるの?

基本的な状態は同じである包茎ですが、その種類は1つだけではありません。
ペニスの状態に合わせて、いくつかの種類があります。主な分類について紹介します。

仮性包茎

仮性包茎(かせいほうけい)

通常の状態では先端部分が露出していないのですが、自分の手で先端部を露出する事ができ、勃起した際には自然と先端部分が出てくる状態をいいます。

真性包茎

真性包茎(しんせいほうけい)

勃起時も、自然に先端が露出する事がない状態が該当します。
この場合、自分で皮をむこうとしてもできない、あるいは痛みが生じて先端部を露出させられないケースもあります。
いくつもある種類の中でも、特にデメリットが多い状態です。

埋没包茎

埋没包茎(まいぼつほうけい)

肥満によっておなかがたるんでしまい、下腹部にペニスが埋もれてしまったり、体内に引っ込んでしまったりするような症状をいいます。 ペニスが元々の長さよりも短くなるせいで、包皮が余ってしまうためにこのような状態となります。

カントン包茎

カントン包茎(かんとんほうけい)

先端は出てくるものの、皮が狭くペニスを締め付けてしまう状態になる症状の事をいいます。
この状態になると、先端がうっ血する事や、包皮を戻せなくなってしまう事があるので、注意が必要です。
通常時は問題なくても、勃起しているときだけ締まる場合もあります。
放置しておくと、うっ血した部分が壊死するケースや、総省が生じてしまいそこから感染症になるケースなどもあります。

老人性包茎

老人性包茎(ろうじんせいほうけい)

若いうちは問題がなくても、加齢とともに萎縮するため、皮がかぶってしまう症状です。
衛生面でも問題が生じて、介護をする人の負担も増えるので早期に治療する事をおすすめします。

炎症性包茎

炎症性包茎(えんしょうせいほうけい)

仮性包茎カントン包茎から生じる事が多い症状で、包皮についた傷などから炎症となったときに、その部分の皮膚が厚く、もろくなってしまう事で炎症を繰り返すようになり、徐々に包茎が進行して真性包茎になってしまいます。
この症状は、早めに処置をしなければ切除が難しくなる事もあるので、早期の治療が必要です。
また、症状がさらに進行すると、包皮の出口部分が小さくなって排尿ができなくなり、膀胱炎や腎炎などの原因になる事もあります。

大きく分けると、包茎にはこの6種類があります。

4.包茎の場合、必ず手術が必要なの?

治療と聞いて、まず思い浮かぶのが皮を切除する手術でしょう。しかし、必ず手術しなければいけないのでしょうか?
病院によっても治療方針は異なりますが、当院ではその症状によって治療内容を大きく変えています。
手術をしなければいけないケースでは手術を進めていますが、基本的な方針としては極力切らない治療をするように努めています。

仮性包茎や埋没包茎の場合、主な原因はペニスの長さが足りない事です。
その場合は、包皮を切除するよりも陰茎の長さや先端のカリ部分を改善する治療を行い、なるべく切るような手術は行わないようにしています。
この治療も手術の一環ではありますが、切らない手術といわれるもので痛みも少なく、手術時間や回復にかかる時間も少なくなり、リスクも小さくなるのです。

ただし、どうしても切らなければいけないケースもあります。
しかし、それはあくまでも最終的な手段として考えているので、可能な限り切らない手術をお勧めしています。
といっても、最終的には患者様の希望が第一となるので、患者様が切る手術を希望した場合は、その希望に応じて施術させていただきます。

また、真性包茎やカントン包茎の場合は、多くのケースで切る手術が必要となってしまいます。
そのため、手術自体はほぼ必ずと言っていいほど必要になりますが、切るかどうかは症状によるので必ず切らなければいけないというわけではありません。

5.包茎を放置しておく事で何か問題はあるの?

包茎だからといって、必ずしも治さなければいけないというわけではありません。
しかし、放置しておくと少なからずリスクが生じる事になります。

広く知られているリスクとしては、衛生面があります。
内側にたまりやすい恥垢は、皮膚から出ている垢や尿の残りカスなどが混じっているものであり、悪臭の原因をはじめ、様々な弊害につながっていきます。

ペニスというのは、構造上どうしてもウイルスが侵入しやすくなっていて、細菌が増殖するのにも適した環境です。
子宮けいがんの元となるヒトパピローマウイルスもこの包茎にほとんどいます。(逆に露茎にはほとんどいません。)
特に、先端と接している包皮部分は粘膜性なので、普通の皮膚よりもデリケートで小さな傷もつきやすく、感染症にもなりやすいのです。細菌が繁殖すると、分泌物からにおいが生じてしまい、刺激性の物質に変質する事で痒みが生じたり、皮膚が炎症を起こしたりする事もあります。

種類によっては、先端が壊死する可能性や、裂創から感染症となる可能性が高くなります。それ以外のケースにおいても、性行為感染症の一種でいぼ状の発疹ができる尖圭コンジロームや、恥垢がたまった事で皮膚炎を起こす先端包皮炎、子宮がんや陰茎がんの原因となるHPVウイルス、クラミジア感染症、尿路感染症などの疾患リスクが高くなってしまいます。

また、コンプレックスになるなど、精神的なデメリットを抱えている男性も少なくありません。
そんな方も、治療をきっかけに変わる事ができるかもしれないのです。

6.包茎についてきちんと理解した上で治療を検討しましょう!

クリニックによって、その治療方法は様々です。
とにかく切ってしまえば大丈夫というクリニックもあれば、しっかりと症状を説明して、それに合った治療方針を提案、患者様に説明して納得してもらう事を重視するクリニックもあります。

しかし、患者様があまり理解していないままで治療を受けてしまうと、最初に説明を聞いたクリニックにお任せで治療してもらう事になるでしょう。
基本的には、一度治療してしまえばそれで終わりとなる症状なので、あとから後悔しないようにきちんと理解したうえで治療方法を検討するようにしましょう。

また、中には治療内容と本当のニーズが一致していない患者様もいらっしゃいます。
当院に訪れた患者様にも、包茎や長径、増大、早漏と多くの治療を希望していたものの、カウンセリングでニーズを確認したところ早漏治療だけで問題なかった、という方もいらっしゃいます。

更には、悩みを解決するために、多くの治療を望まれる方もいらっしゃいます。
しかし、本来のニーズを満たすだけならそこまで必要がない事もあるのです。
まずは今、何に悩んでいるのかを理解して、それに見合った治療を受けましょう。
それ以上の治療は、また必要になったら改めて検討しましょう。

包茎治療に関するご相談は、本田ヒルズタワークリニックに是非、ご相談下さい!
先ずは、無料のカウンセリングを申し込む事をお勧めします。