美容整形に用いられる麻酔にはどのような種類がある?
2021年2月24日
美容整形手術では、麻酔が使用される機会も多いです。
また、初めて手術を受ける方の中には、麻酔の種類や役割などについて、詳しくご存知ではない方もいるでしょう。
ここからは、より美容整形手術について理解を深めてもらうため、美容整形で用いられる主な麻酔の種類について解説します。
局所麻酔
局所麻酔は、“局部麻酔”とも呼ばれるもので、麻酔液を注射することにより、その部分を麻痺させ、痛みを感じなくする方法です。
狭い範囲を手術する際に用いられる方法で、美容整形手術のほとんどは、この麻酔が採用されています。
手術部位や時間によって、麻酔液の濃度や種類を変えるのが特徴で、二重手術などデリケートな部分の局所麻酔には、極細の針が使用されるケースが多いです。
区域麻酔
区域麻酔は、局所麻酔よりも少しだけ広範囲を麻酔する際に用いられる方法です。
具体的には、知覚神経の根元に少量の麻酔薬を作用させることで、その神経が支配している領域を広範囲に渡ってブロックできます。
美容整形手術では、直接注射針を刺すには痛みが強い鼻の手術などを行う際、左右の頬などに用いられることが多いです。
硬膜外麻酔
硬膜外麻酔は、脳に痛みを伝える神経の道筋をブロックする“伝達麻酔”の1つです。
同じく伝達麻酔の一種である“脊椎麻酔”よりも少し浅い部分に麻酔薬を作用させるため、歩行や排尿、排便などに与える影響はほとんどありません。
美容整形手術では、豊胸術や脂肪吸引といった、頭以外の部分で用いられることがあります。
ただ、高い技術が必要な麻酔であるため、採用しているクリニックは決して多くありません。
静脈麻酔
静脈麻酔は、腕の静脈から鎮痛剤、鎮静剤を注入し、痛みと意識を取り除く方法です。
長時間の美容整形手術を行う場合には、シリンジポンプという医療機器を使用し、少量ずつ持続的に投与します。
主に、フェイスリフトや豊胸術、脂肪吸引や整鼻術などで用いられる麻酔で、局所麻酔や硬膜外麻酔と組み合わせて使用することもあります。
全身麻酔
全身麻酔は、麻酔作用のあるガスを吸い込むことで、意識と痛みの両方を取る方法です。
広範囲の手術、強い痛みを伴う手術、口内からの手術などで用いられることがあります。
具体的には、腕から静脈麻酔薬を注射し、眠っている間に鼻あるいは口から細い管を喉の奥に通し、ガスの麻酔薬を流します。
全身麻酔と聞いて、“リスクが高い”というイメージを持つ方は多いかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
近年は、ダウンタイムも副作用も少ない麻酔薬が開発されているため、目が覚めないということはもちろんありませんし、全身麻酔でも手術当日に帰宅できます。
表面麻酔
ここからは、少し変わった麻酔をいくつか紹介します。
表面麻酔は、患部の肌に塗るもしくは貼ることで、皮膚の表面に麻酔をかけ、痛みを緩和するというものです。
レーザー照射の痛み緩和などに用いられるクリーム状の麻酔と、点滴などで使用されるテープ状の麻酔があります。
笑気麻酔
笑気麻酔は、別名“リラックス麻酔”とも呼ばれるもので、医療用ガスを使用しています。
吸引中は、お酒に酔ったような感覚になり、鎮痛効果以外にも緊張をほぐす働きがあります。
全身麻酔と違い、眠ってしまうことがないため、手術中に何度か開眼する必要のある二重手術などでよく使用されています。
まとめ
ここまで、さまざまな種類の麻酔とその方法、役割について解説してきましたが、いかがでしたか?
美容整形手術では、麻酔に対する要望もある程度は伝えられるため、そこは必ずクリニックと話し合ってください。
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