女性でも薄毛に悩まされる?原因とあわせて解説します
2021年5月24日
世間では、“薄毛=男性”というイメージを持っている方も多いでしょう。
確かに、薄毛に悩まされている方の比率は、男性の方が圧倒的に多いです。
ただし、女性は薄毛にならないのかというと、決してそのようなことはありません。
今回は、女性の薄毛における現状と原因について解説したいと思います。
女性における薄毛の現状
男性特有の悩みというイメージが強い薄毛ですが、近年は薄毛を気にする女性が少しずつ増加しています。
女性の薄毛では、分け目に沿って薄くなるというパターンがよく見られます。
こちらは、主に頭頂部や生え際の毛が薄くなる男性の薄毛とは異なるパターンです。
また、健康的な女性の毛は、一般的に男性と比べて太いですが、薄毛が進行すると細くなったり、本数が減少したりすることもあります。
女性の薄毛における原因は?
女性が薄毛になってしまう主な原因としては、以下のことが挙げられます。
・加齢
・ホルモンバランスの乱れ
・遺伝
・疾患
・生活習慣
加齢
女性は年齢を重ねることで、薄毛になる場合があります。
特に、更年期と呼ばれる年齢に差し掛かると、女性の毛は一気に軟化し、発毛量が減少したり、生え際の薄さが目立ってしまったりするケースが多いです。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンの濃度が濃い場合、髪の毛は抜けにくい状態となりますが、逆にホルモンバランスが乱れ、体内の女性ホルモンが薄まると、髪の毛の成長が遅くなったり、抜け落ちやすくなったりします。
また、閉経を迎えた女性は男性ホルモンの分泌量も増えてしまうため、これが薄毛につながることもあります。
遺伝
女性であり、なおかつまだ年齢が若いにもかかわらず、毛が細かったり薄かったりする方は、遺伝の可能性もあります。
母や祖母など、親族の女性に薄毛の方が多いという方は、特にその可能性が高いです。
疾患
何かしらの疾患により、薄毛が発生してしまうこともあります。
例えば、皮膚や内蔵の結合組織、血管に炎症、変性を起こし、さまざまな臓器に炎症を起こす疾患である“膠原病”、自己免疫の異常により、リンパ球が自己の甲状腺組織を破壊する“慢性甲状腺炎”などを発症している方は、弊害として薄毛になる可能性があります。
生活習慣
日々のストレスが大きかったり、髪の毛が成長するために必要な成長ホルモンの分泌が、寝不足によって阻害されていたりすると、薄毛になる可能性があります。
また、女性の中には、無理なダイエットをしている方も多いですが、こちらによって栄養不足になり、薄毛につながることも考えられます。
女性の薄毛治療について
美容整形クリニックの中には、女性専用の薄毛治療を取り扱っているところもあります。
主な治療法としては、内服薬や外用薬を処方するものが多いですが、中には複合的なアプローチで薄毛を改善する治療を提供しているクリニックも存在します。
具体的には、頭皮の環境を整える治療、血流を改善する治療、発毛に必要な栄養素を補う治療を組み合わせることで、効果的な発毛へと導いてくれるものです。
また、最先端の薄毛治療としては、“ケラスチム毛髪再生”が挙げられます。
こちらは、自身の脂肪から抽出した幹細胞を頭皮に注入し、眠っている毛包幹細胞を刺激することで、毛周期のサイクルを改善するというものです。
休止期にある毛包を成長期に変えることで、今ある毛包を育て、発毛を促します。
まとめ
ここまで、女性における薄毛の原因や治療法などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
女性の毛髪が薄くなることは不自然ではありませんし、恥ずかしいことでもないため、気になる方は一度美容クリニックに相談してください。
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