口角が下がる原因やデメリット、改善トレーニングについて
2021年6月30日
“口角(こうかく)”とは、上唇と下唇がつながっている部分を指します。
特に女性の中には、こちらの部分が下を向いていることに悩んでいるという方もいるでしょう。
今回は、口角が下がる原因やデメリットと併せて、改善するためのトレーニング方法についても解説したいと思います。
口角が下がる原因
口角が下がる主な原因としては、以下のことが挙げられます。
・加齢
・咀嚼の減少
・口呼吸
・姿勢の悪さ
加齢
年齢を重ねると、少しずつ顔の筋肉は衰えていきます。
また、それによって口角が上がった状態を維持できず、下を向いてしまう可能性があります。
咀嚼の減少
柔らかい食べ物ばかり食べていたり、早食いをしたりすると、咀嚼の回数は減少します。
咀嚼が減ると、上がった口角をキープしてくれる口輪筋、翼突筋といった筋肉が鍛えられないため、必然的に口角は下がります。
口呼吸
口呼吸が多い方は、口輪筋が緩み、口角が下がりやすくなってしまいます。
近年はマスクをする機会も増えていますが、その際でも口呼吸はなるべく減らさなければいけません。
姿勢の悪さ
姿勢が悪いことにより、前頚部の皮下にある薄く広い筋肉である“広頚筋”が縮むことで、口角が下に引っ張られることがあります。
例えば、前傾姿勢でデスクワークなどをしているときには、どうしても首やアゴが前に突き出てしまい、広頚筋が縮みます。
口角が下がるデメリット
口角が下がると、第三者に“不機嫌”、“覇気がない”といった印象を与えてしまいます。
また、下を向いた口角は、まるで腹話術の人形のような“マリオネットライン”を形成してしまうため、実際の年齢より老けて見られる可能性があります。
その他、口角が下がることによって、首のシワにつながることも考えられます。
下がった口角を改善するトレーニング
口角は、一度下がってもトレーニングによって改善することが可能です。
ここからは、すぐにでも自宅で始められるトレーニングの手順を紹介したいと思います。
割り箸を使用したトレーニング
①割り箸を口にくわえる
②そのまま口角の両端を上げ、口を「い」の形にする(「い」の声を出しながら)
③その状態を30秒間維持する
このトレーニングのポイントは、割り箸の線より口角が上がるように意識することです。
舌を動かすトレーニング
①舌を上方向に目一杯伸ばす
②そのまま5~8秒間維持する
③舌を下方向に目一杯伸ばす
④そのまま5~8秒間維持する
こちらを3~5セット繰り返すことで、舌や顔全体の筋肉が鍛えられ、下がった口角の改善が期待できます。
頬を膨らますトレーニング
①両目を見開き、唇を閉じる
②左右いずれかの頬を膨らませ、10秒間維持する
③もう片方の頬を膨らませ、10秒間維持する
こちらを1日5セットほど行うことで、口角が上がることが期待できます。
ちなみに、左右のいずれかが動かしにくい場合、動かしにくい方のトレーニングを意識して行うことをおすすめします。
口角を上げる美容整形手術
口角を上げる美容整形手術には、“口角拳上術”というものがあります。
こちらは、口角付近の余分な皮膚を切除し、口角を上げる筋肉を短縮することで、下から上に持ち上げる手術です。
術後の縫合は口唇縁のラインに沿って丁寧に行われるため、傷跡はほとんど目立ちません。
ただし、術後1ヶ月程度は口角を動かしにくいと感じたり、キズ部分に突っ張った感覚を覚えたりすることがあります。
まとめ
ここまで、女性が気にしがちな口角の下がる原因や改善方法などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも手軽に改善したい方は、ぜひ日常で前述したトレーニングを採り入れてみてください。
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