“O脚”の症状や原因、代表的な治療法について解説します
2021年1月7日
皆さんは、“O脚”というものをご存知でしょうか? 自身が当てはまらなくても、聞いたことがあるという方は多いかと思います。 また、誰もが将来的にO脚になってしまう可能性はあるため、今回は症状や原因、代表的な治療法などについて、覚えて帰っていただきたいと思います。
O脚の概要と症状
左右の内くるぶしをつけ、つま先とかかとを揃えて立っている状態で、膝の内側がつかず、外側に開いている状態を“O脚”といいます。 “内反膝”、“ガニ股”とも呼ばれます。 正面から見たとき、脚の骨の形がアルファベットのOのようになっていることが名前の由来です。 内くるぶしをつけた状態で立ったとき、膝の隙間が指3本分以上開いている場合は、O脚と言って良いでしょう。 また、O脚は立ち姿に影響を与えるだけでなく、膝の痛みや足のむくみなど、つらい症状を伴うこともあります。 ちなみに、両膝が内側に湾曲した状態で、左右の膝の内側を揃えても、左右の内くるぶしが接しない症状は、“X脚”と呼ばれます。O脚の原因
O脚の主な症状として挙げられるのは、以下の3つです。- 筋力不足
- 生活習慣
- 生まれつき
筋力不足
筋肉の中でも、O脚にもっとも深く関係しているのは、太ももの内側にある内転筋です。 内転筋は、股関節を閉じるときに使われる筋肉ですが、筋肉が弱まっていると、イスに座ったまま両膝を閉じ、キープするのが難しくなります。 また、内転筋は太ももの外側の外転筋とともに、骨盤を支える役割があり、筋力が下がると骨盤が歪み、O脚の原因になってしまいます。生活習慣
普段ガニ股気味で歩いている方は、クセがついてしまい、膝が開きやすくなります。 また、長期時間のデスクワーク、スマホの使いすぎなどは、猫背などの姿勢の悪化を招き、これが体幹、膝関節周りの筋肉をうまく使えなくなる原因にもなります。生まれつき
一部には、生まれつきO脚の方もいます。 これは、膝関節もしくは股関節が変形する先天的な病気や、出生直後のくる病などが原因となっているものです。O脚の代表的な治療方法
O脚は、主に以下のような方法で治療されます。- ドーム型HTO
- オープンウェッジHTO
- 仮骨延長法を用いた脛骨矯正骨切り術