本田ヒルズタワークリニックのつぶやき②なぜタバコより酒の規制が緩い
2020年1月26日
日本では、年々タバコ吸う喫煙者の割合がどんどんと減少しています。
それは、タバコによる健康被害が声高に唱えられていることも、無関係ではないでしょう。しかし、その一方でお酒に関しては、それほど規制されていません。
タバコとお酒の規制の違いは、どこから来るのでしょうか?
タバコはだめでお酒はいい?
例えば、タバコのパッケージには喫煙によって健康が損なわれるということが、大々的に表示されています。
喫煙者の中には、そのメッセージを頻繁に目にすることにうんざりして禁煙した、という人もいるでしょう。
実は、このメッセージを表示することは財務省によって定められている義務なのです。
しかし、お酒に関してはそのようなことが書かれていません。
お酒の飲みすぎで体を壊した、という人もいるはずなのですが、わざわざパッケージに目立つように「飲みすぎると体を壊します」ということは書いていません。
それどころか、お酒を適量飲むことは健康にいい、という話を信じているひとがいるほどです。
実際には、タバコに負けず劣らず、飲酒には健康に対して害があります。
お酒を飲みすぎると急性アルコール中毒になるというのはもちろんですが、アルコールを定期的に摂取していると肝臓の機能が弱まって肝臓病になる可能性が高まります。
また、すい臓にも負担をかけるばかりか、脳細胞を破壊する、脳が委縮するという説も出されています。
また、タバコと違ってアルコールの摂取には、酩酊という状態がついて回ります。
アルコールの血中濃度が高まると、精神的に解放されたようになり感情豊かとなっていく人は多いでしょう。
しかし、それが過ぎていくと感情的になったり、正常な判断力を失ったりすることがあります。
人によっては、暴れだすこともあるでしょう。
アルコールの過剰摂取によって、犯罪行為をしてしまう人もいることから、アルコールの摂取には危険が伴うこともあるのです。
喫煙者の多くはニコチン依存症といわれていて、禁煙にはイライラが伴うこともあるのですが、少なくともタバコを吸えないからといって暴れだす人はめったにいません。
しかし、アルコール依存症といわれる人の中には、お酒が飲めなくなると正常な判断力を失い、暴れだすという状態もそれなりにいます。
アルコール依存症にかかる人のほうが少ないのですが、その代わりに欲求は強くなってしまいがちなのです。
やはり、タバコと比較してもお酒の害が小さいということはないと思います。
しかし、現実にはタバコが強く規制され、お酒に関してはそれほどでもないのです。
その理由を考えてみましょう。
タバコとお酒の大きな違い
タバコとお酒の大きな違いとしては、周囲への影響というものがまず考えられます。
タバコを吸うとき、周りに人がいるとその人もタバコの煙を吸い込んでしまうことが多いでしょう。
タバコから出る副流煙には、タバコを直接吸うよりも強い毒性があるといわれていて、喫煙者でなくても喫煙者と同様に健康被害が生じることもあります。
お酒の場合は、隣で飲んでいても直接飲まない限りは影響がないので、無理に勧めない限りは非難されることもないでしょう。
健康上のリスクがあるという点では、タバコもお酒も同じです。
しかし、タバコは周囲にその被害が色がりやすいのに対して、お酒は自分だけの被害で済むという点が、規制の緩さに関係するのでしょう。
また、社会全体の受容性という面もあります。
お酒を飲む人とタバコを吸う人の人数を比較すると、お酒を飲む人のほうが圧倒的に多いため、お酒を飲むことには寛容であっても、タバコを吸う人には寛容になれない、という人はかなり多いと思います。
また、昔からお祭りや祝い事、集まりがあるときなどはお酒を飲むという文化があるため、お酒を飲むということを当たり前に思っている人も多いでしょう。
しかし、喫煙と飲酒による被害を考えてみると、飲酒による被害のほうが大規模なのは確かです。
飲酒運転を厳罰化した現在も、飲酒運転による事故は後を絶ちません。
それも、自分だけの被害ではなく、無関係な人を巻き込むケースが非常に多いのです。
電車でも、喫煙によって線路に落ちる人はいませんが、お酒を飲みすぎて線路に落ちる人は少なくありません。
何とか電車が止まってくれても、そのせいでダイヤの乱れが生じて迷惑を被る人は大勢います。
ましてや、電車が止まれずにひかれてしまうことがあれば、命も失われるうえに大損害が生じてしまいます。
家庭においても、お酒に酔った夫による家庭内暴力というのは珍しい話題でもなく、時には子どもが被害にあうケースもあります。
また、お酒の席でのセクハラやパワハラもよく聞く話題でしょう。
そのようなお酒の規制が、喫煙よりも緩くていいものでしょうか?
本田ヒルズタワークリニックには、喫煙や飲酒によってEDになったという患者様もよく訪れます。
どちらも、健康にはよくないものであり、健全な性行為の妨げにもなるものです。
将来的なことを考えると、どちらも控えめにすることをおすすめします。
まとめ
喫煙に関しての規制が厳しくなってきた現在ですが、お酒に関してはあまり厳しく規制されていません。
しかし、その被害を比較すると、飲酒による被害のほうが多いのは確かです。
お酒に関しては寛容な精神を示す人も多いのですが、飲酒に関する問題点についてよく考えて、お酒の規制をこのままでいいのか、公平に判断していただきたいところです。
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