包茎矯正は効果がない理由丨仮性包茎も自力では治療できない
包茎で悩んでいる方の中には、「手術は怖いから自分で何とかできないか」と考える方も少なくないでしょう。
そこから、ネットなどで販売されている包茎矯正器具に興味を持つ方もいるかもしれません。
しかし、矯正器具の使用は効果がないばかりか、さまざまなデメリットがあるのです。
この記事では、包茎の矯正器具について、くわしく解説します。
包茎の矯正器具の効果と種類
上記の画像にあるような「包茎矯正リング」や「包茎矯正テープ」といった包茎矯正器具は、基本的に仮性包茎を対象としています。
真性包茎(自力で皮が剥けない状態)やカントン包茎(包皮のせまい部分がペニスを締め付けている状態)には対応していません。
そのため、真性包茎やカントン包茎の方は、包茎矯正器具を使用しても思うような効果は得られません。
また、仮性包茎の方であっても、包茎矯正器具の効果に医学的な根拠はなく、安全が保障されているわけでもありません。
自力で無理に矯正しようとした結果、ペニスに傷を付けてしまうなど、健康被害の原因になってしまう可能性があります。
続いて、各矯正器具について見ていきましょう。
包茎矯正リング
包茎リングとは、包皮を剥いた状態でペニスに装着することにより亀頭が露出している状態を保つ、リング状の矯正器具です。
包皮をしっかり固定しようとすると過度に男性器を締め付けることになり、リンパや血液の流れを阻害し、亀頭部分をうっ血させるリスクがあります。
うっ血状態が続くと最悪、亀頭部が壊死することもあるので、非常に危険です。
包茎矯正リングの詳細は「包茎矯正リングとは?効果とリスクを解説」をご覧ください。
包茎矯正テープ
包茎矯正テープとは伸縮性のある特殊なテープを貼ることで包皮に一定の張力をかけ、亀頭を露出しやすくする矯正器具です。
テープを張っている間は包皮の状態を維持できすますが、剥がせば元に戻ってしまいます。つまり、包茎を根本的に解決できるわけではないのです。
また、テープを直接皮膚に貼るため、かぶれや炎症を起こす可能性があります。
包茎矯正下着
「穿き続けるだけで自然と矯正できる」という触れ込みの矯正器具です。
下着と一体化された特製リングにペニスを通し、余剰包皮を根元へと引き下げて亀頭を露出させる構造になっています。
リングに通したペニスが締め付けられ、うっ血することがあるほか、生地の素材が肌に合わないとかぶれたり炎症を起こしたりする可能性があります。
包茎矯正ジェル
ジェル状の接着剤で、ペニスの根元に集めた包皮に塗布することで、包皮が剥けた状態を維持するジェルです。
ジェルを塗るだけなので、リングなどの矯正器具と違い自然な見た目を維持することができ、他人に器具を使用していることがバレにくい点がメリットです。
しかし、効果は一時的であるうえ、接着剤を直接皮膚に塗布するため、肌に合わないと炎症や痒みが生じることもあります。
包皮口を拡張する器具
ペンチのような形状の矯正器具で、包皮と亀頭の間に差し込むことで、狭い包皮口を広げます。
他の器具と異なり、真性包茎に使用することを想定した器具で、包皮口を広げるころで亀頭の露出を目指します。
物理的に包皮口を広げるため、無理な使い方をすると怪我をする恐れがあり、ペニスの損傷リスクが非常に高い器具です。
包茎矯正器具を使用するリスク・デメリット3つ
包茎矯正器具のリスク・デメリットは以下の通りです。
- 亀頭が壊死する
- ケガや炎症の危険
- 根本的な解決が期待できない
包茎矯正器具は「セルフケア」用で、安価かつ手軽に使用できます。しかし、効果や安全性が保証されてはいません。
上記のようやりすくやデメリットを考えると、安易に使用しない方が無難です。各デメリットをくわしく解説します。
1.亀頭が壊死する
包茎矯正器具を使用することでリンパや血液の流れを阻害した結果、亀頭など、ペニスの一部位あるいは全体が壊死してしまう危険があります。
実際に「陰茎が壊死して一部切除を余儀なくされた」というトラブルも起きているので、壊死は珍しい事例ではありません。
2.ケガ・炎症の原因になる
例えば、包皮口を広げる器具の使用によって、皮膚が裂ける可能性があります。
また、テープやジェルを長時間使用することで、包皮が炎症を起こし亀頭包皮炎を発症することもありえます。
3.根本的な解決が期待できない
包茎矯正器具はそもそも効果がないものが多く、万が一効果があったとしても一時的なものです。
例えば包茎矯正リングは、装着時に露亀できたとしても、外してしまえば包皮はすぐ元の状態に戻ってしまます。効果が持続することはありません。
仮性包茎も自力では治せない
「仮性包茎なら、真性包茎やカントン包皮と違い、自力で治せる」と考えている方は少なくありません。
だからこそ、これまで紹介したような包茎矯正器具が販売され、実際に購入する人がいるのです。
しかし、仮性包茎であっても自力で根本的な矯正をすることはできません。
効果は使用している間のみと一時的で、器具の使用を止めれば包皮はすぐ元の状態に戻ってしまうからです。
また、繰り返しになりますが、使い方を間違えると壊死や出血、炎症など重大な健康被害を引き起こすおそれがあります。
包茎治療は専門クリニックに相談を
包茎の治療を検討している方は、男性器治療を専門としているクリニックに相談しましょう。
その際は口コミや症例件数、これまでの実績を確認し、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。
また、良さそうなクリニックを見つけたとしても、いきなり手術を予約することはおすすめしません。
カウンセリングにて「広告と実際の料金に相違はないか」「治療方針を明確に説明してくれるか」「アフターケアまで対応してくれるか」などをしっかり確認しましょう。
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包茎を改善するならヒルズタワークリニック
今回は「包茎の矯正器具は効果がないあるいは、効果があっても一時的である理由」について解説しました。
包茎を根本的に改善するためには、医療機関での手術が唯一の方法です。
本田ヒルズタワークリニックでは、”切らない包茎治療”を行っています。
仮性包茎の方であれば、メスを使わない「切らない治療」によって、痛みや出血がほとんどなく、包茎の改善が可能です。
ツートンカラー(包皮の色ムラ)になってしまったり、傷跡が残ってしまったりすることもありません。
自然な仕上がりを重視し、ご満足いただける施術をご提供いたします。
