亀頭にできたぶつぶつは病気?原因と治療法をわかりやすく解説
「亀頭のぶつぶつは何?病気かな」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
ぶつぶつができる原因は、大きく「性病」と「病気ではないもの」のどちらかに分かれます。もし性病だった場合、自分のみならずパートナーにうつしてしまうリスクがあります。
しかし、医学知識のない方が見た目で性病かどうかを判断するのはかなり困難です。
「まぁ大丈夫だろう」と軽い気持ちで放置すると、取り返しのつかない事態になる可能性もあります。
この記事では、亀頭にできたぶつぶつの原因や、医療機関での検査、治療法などについて解説します。
病気(性病)による亀頭のぶつぶつと治療法
亀頭にぶつぶつが発生する主な病気と、それぞれの治療法を解説します。
- 尖圭コンジローマ
- 性器ヘルペス
- 水イボ
- 亀頭包皮炎
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは性感染症の一種です。
原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)で、主に「6型」と「11型」のウイルスに感染すると、尖圭コンジローマが発症します。
感染経路の多くは性行為とされており、膣性交だけでなくアナルセックスやオーラルセックスでも感染リスクの恐れがあります。
主な症状は、性器周辺にトサカやカリフラワー状のイボが発生することです。
肛門や大腿部、口腔内にできるケースもあります。
痒みや痛みを感じることが少ないため、発症に気づかない人も多いです。
治療方法は、電気メスやレーザーでイボを切除したり、塗り薬で対処したりする方法が一般的です。
| 原因 | HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染 |
|---|---|
| 症状 |
|
| 治療法 |
|
尖圭コンジローマの詳細は、「尖圭コンジローマと治療法について」で解説しています。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは性感染症の一種です。
原因はHSV(ヘルペスウイルス)への感染です。
感染力が非常に強く、性行為のほか、ウイルスの付着したタオルを触っただけでも感染する可能性があります。
主な症状は、亀頭周辺に水ぶくれのようなぶつぶつが発生することです。
動けなくなるほど、ペニスに強い痛みがでる場合もあります。
薬物療法などの治療でウイルスを不活性化することはできますが、体内から完全に除去することはできません。
そのため、ストレスを感じたときや疲労時など、免疫力が低下している際に再発する可能性があります。
| 原因 | HSV(ヘルペスウイルス)の感染 |
|---|---|
| 症状 |
|
| 治療法 |
|
水イボ
水イボ(性器伝染性軟属腫)はウイルス性の皮膚疾患です。
幼稚園児など小児に多く見られる症状ですが、大人が感染することもあります。
原因はMCV(伝染性軟属腫ウイルス)の感染です。
感染力が強く、性行為のほか、バスタオルを介してうつることもあります。
症状は亀頭や陰毛の生え際に、光沢のある1mm~5mmのぶつぶつが発生します。
かゆみや痛みといった自覚症状はありませんが、下着と肌のこすれによる刺激がある場合は、かゆみや痛みを伴うことがあります。
大人が感染すると自然治癒が難しい場合もあるので、症状が現れた場合は必ず医療機関を受診しましょう。
治療方法は「ピンセットでつまみ取る」「外用薬を使用する」「液体窒素を用いた冷凍凝固法」などです。
| 原因 | MCV(伝染性軟属腫ウイルス)への感染 |
|---|---|
| 症状 | 1mm~5mmのぶつぶつが発生 |
| 治療法 |
|
亀頭包皮炎
亀頭包皮炎とは、亀頭に細菌や真菌(カビ)が付着し、炎症を起こす感染症です。
赤みや痛み、水ぶくれといったぶつぶつが発生します。
性病の症状として現れるケースもあれば、免疫力の低下などによって常在菌が影響を及ぼして発症するケース、外部刺激の反応として起こるケースなどもあります。
治療方法は外用薬(塗り薬)や内服薬を使用します。
細菌性か真菌性かによっても異なりますが、服用後、数日で症状が改善するケースが多いです。
| 原因 | 細菌や真菌(カビ)の付着 |
|---|---|
| 症状 |
|
| 治療法 |
|
生理現象による亀頭のぶつぶつと治療法
生理現象による亀頭のぶつぶつと治療法を解説します。
- フォアダイス
- 真珠様陰茎小丘疹
- 包皮腺
フォアダイス
フォアダイスとは、亀頭のカリ部分に発生する白色や黄色のぶつぶつです。
ぶつぶつの正体は皮脂腺や汗腺の一部が隆起したものです。
痛みやかゆみを伴うことはなく、日常生活を送るうえで支障はありません。
先天的なぶつぶつは生まれつきの可能性が高いですが、後天的なぶつぶつはフォアダイスなのか、尖圭コンジローマなどの性感染症なのか判断が難しいです。
フォアダイス自体は良性なので治療の必要はありません。
ご希望があれば、レーザーや電気メスで除去することもできます。
| 原因 | 皮脂腺や汗腺の一部が隆起 |
|---|---|
| 症状 | 見た目がぶつぶつしているだけで、痛みやかゆみはなし |
| 治療法 | 治療の必要なし(気になる場合はレーザー、電気メスで除去可能) |
真珠様陰茎小丘疹
真珠様陰茎小丘疹(しんじゅよういんけいしょうきゅうしつ)とは、亀頭周辺に
できる白色や黄色のぶつぶつです。
症状が似ていることから、「フォアダイス」とまとめられることもあります。
痛みや痒みを伴うことはなく、健康上の問題もありません。
治療する必要はありませんが、ご希望があればレーザーやメスで除去することもできます。
| 原因 | 皮脂腺や汗腺の一部が隆起 |
|---|---|
| 症状 | 見た目がぶつぶつしている |
| 治療法 | 治療の必要なし(気になる場合はレーザー、電気メスで除去可能) |
包皮腺(タイソン腺)
包皮腺とは、裏筋(包皮小帯)の左右にある隆起した皮脂腺の一種です。
白色や黄色がかったぶつぶつとして現れます。
病気や生活習慣で突然できるものではなく、生まれつきある自然な皮膚の構造です。
痛みやかゆみはありません。
治療の必要はありませんが、見た目が気になる場合は「レーザー治療」「電気メス」で除去できます。
| 原因 | 皮脂腺や汗腺の一部が隆起 |
|---|---|
| 症状 | 見た目がぶつぶつしている |
| 治療法 | 治療の必要なし(気になる場合はレーザー、電気メスで除去可能) |
変色を伴う亀頭のぶつぶつとは
亀頭の変色が伴うぶつぶつは、性病をはじめとするなんらかの病気の可能性が非常に高いです。
赤みがかったり白っぽくなったりしているときは、すぐに医療機関に相談してください。
| 亀頭の色 | 考えられる病気 |
|---|---|
| 赤い |
|
| 白い |
|
どの病気も放置すると、症状が悪化して日常生活に支障が出てしまうかもしれません。
また、病気をパートナーにうつしてしまう可能性もあります。
少しでも違和感があれば、男性器専門クリニックを受診してください。
女性は「ぶつぶつ=性病」と思いがち
多くの女性はペニスのぶつぶつを見ると、「性病なの?」と疑います。
なかには「フォアダイス」や「真珠様陰茎小丘疹」のように、無害のぶつぶつもありますが、これらと「尖圭コンジローマ」や「ヘルペス」を医療従事者ではない女性が見分けるのは困難です。
そもそも、ぶつぶつの正体が何であれ、見た目に違和感がある以上、心理的な抵抗感を覚えるのは正しい反応でしょう。
快適なセックスライフを送るためにも、亀頭のぶつぶつは治療した方が得策です。
「あれ?」と思った方は「尖圭コンジローマと間違えやすいイボとは?正しい見分け方はある?」もご覧ください。
亀頭のぶつぶつは放置してもいい?
亀頭のぶつぶつを放置するのは危険です。
性感染症だった場合、放置すると症状が悪化し重篤な全身症状に発展する可能性があります。
また、性行為でパートナーにうつしてしまうリスクも考えられます。
とくに注意したいのが尖圭コンジローマです。
原因であるHPVに女性が感染すると、子宮頸がんの発症リスクが大きく上昇します。ぶつぶつを放置して性行為をすることは非常に危険なのです。
ぶつぶつができたら自分で判断せず、医療機関や男性器専門クリニックで診察してもらいましょう。
亀頭のぶつぶつ除去は本田ヒルズタワークリニックで
今回は、亀頭のぶつぶつについて解説しました。
最後におさらいです。
| 病気による亀頭のぶつぶつ |
|
|---|---|
| 生理現象による亀頭のぶつぶつ |
|
見た目は同じぶつぶつでも、病気と生理現象の2パターンがあります。
生理現象であれば問題ありませんが、病気の場合は治療が必要です。
当院では、尖圭コンジローマの治療をはじめ、性感染症の検査をサポートしています。
また、男性治療を得意とするクリニックならではの目線で、「男性器の美しさ」も意識した治療を行います。
ぶつぶつの除去の手術は、想像以上に高度な技術が求められるのです。
未熟な医師が執刀すると、傷跡や火傷の跡などが残り、「ぶつぶつは除去できたが、見た目の悪さは改善されない」という結果にもなりかねません。
本田ヒルズタワークリニックでは、ぶつぶつの除去の先にある「見た目が自然で、美しいペニス」を目指した治療を行います。
ペニスを見て「おかしいな?」と感じた方は、お気軽にご相談ください。
