ドリチンとは?意味・デメリット・治療方法を解説

「ドリチン」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これは一言でいうと「包茎」のことを指す俗語です。

亀頭を覆う包皮が、まるで「ドリル」に見えることからドリチンと呼ばれるようになりました。
この記事では、ドリチンの意味やデメリット、治療方法について解説します。

ドリチンとは?

ドリチンとは?

ドリチンとは包茎を指す俗称の1つです。
ペニスが先細りでとがって、ドリルのように見えることからドリチンと呼ばれています。

主に、以下3つの包茎タイプに分類されます。

  • 仮性包茎
  • 真性包茎
  • カントン包茎

仮性包茎

仮性包茎は、自分で包皮を剥くことができる包茎のことです。
包皮を剥くときに痛みはありません。

公的機関の公表はないものの、多くのクリニックの調査によると、日本人男性の70%ほどが仮性包茎とされています。

真性包茎

真性包茎とは、亀頭が常に包皮に覆われている状態です。
包皮口(包皮の出口)が狭いため、自分で皮を剥くことができません。

包皮内は湿度が高く菌が繁殖しやすい環境なので、清潔保持が難しく炎症リスクが高いです。

カントン包茎

カントン包茎とは、包皮を無理に剥いた結果、包皮が元に戻らなくなった状態のことです。
放っておくと血流が滞り、亀頭が壊死してしまう恐れがあります。

ドリチンのデメリット

ドリチンのデメリット

ドリチンのデメリット6つについて解説します。

亀頭包皮炎を引き起こす可能性

亀頭が包皮に覆われているため衛生状態が悪くなり、亀頭包皮炎を引き起こす可能性があります。
とくに、真性包茎は皮を剥くことができないので、衛生状態が悪く炎症になりやすいです。

性感染症のリスクが高まる

仮性包茎はセックスできないわけではありませんが、包皮内に雑菌、ウイルスが溜まりやすいので性感染症のリスクが高まります。

性感染症は、自身の健康被害だけでなく、パートナーへの感染リスクもあります。
予防や早期治療に努めましょう。

陰茎がんを発症する可能性

不衛生な状態が続くと炎症などが起きて、結果的に陰茎がんを発症する可能性があります。
具体的には、陰茎がんの要因とされるHPV(ヒトパピローマウイルス:とくに16型)に感染する確率が上がります。

繰り返しになりますが、自分で包皮を洗える仮性包茎より、包皮内を自由に洗うことができない真性包茎のほうがリスクは高いでしょう。

早漏になりやすい

ドリチンは基本的に、亀頭を包皮が覆っています。
そのため、亀頭が外部からの刺激に慣れておらず、早漏になりがちです。

ただし、真性包茎は勃起しても露茎(亀頭が露出)しません。 性行為をすると包皮が裂けてしまう恐れがあるため、控えてください。

性行為をする前に包茎手術を受けましょう。

排尿の妨げになる

ドリチンは包皮の先が狭く、排尿時に尿がまっすぐに飛びづらいです。
そのため、便器の周囲に尿が飛び散る可能性があります。

仮性包茎は尿をするときに自分で皮を剥けば問題ありませんが、真性包茎は自分で剥けないため、座るなど工夫が必要です。

セックスがうまくできない

仮性包茎は勃起時、根元に包皮がダブついてしまいます。
その状態でコンドームを装着すると、根本部分でペニスとの間に隙間ができてしまい、コンドームが外れやすくなります。

また、前述のとおり、亀頭が外部からの刺激に慣れていないので、早漏になりがちです。

一方、真性包茎で勃起したまま挿入すると包皮が裂けてしまう可能性があります。
そのため、セックスに陰茎損傷のリスクが伴います。

包茎であればセックスにおいて、何らかのリスクが伴うことを理解しておきましょう。

包茎のセックスに関しては「包茎はセックスできない?仮性、真性、カントンの性行為について」をご覧ください。

ドリチンの治療方法

ドリチンの治療方法は医療機関での手術が一般的です。
そして、手術には「切らない包茎手術」「切る包茎手術」の2種類があります。

切らない包茎手術

切らない包茎手術には「亀頭増大術」と「長茎術」があります。
亀頭増大術 長茎術
目的 亀頭を大きくする ペニス全体を長くする
効果
  • サイズアップ
  • 包茎改善
  • 早漏改善
  • サイズアップ
  • 包茎改善
  • 早漏改善
施術方法 ヒアルロン酸注入
  • 靭帯牽引
  • 脂肪吸引式
持続期間
  • ヒアルロン酸 = 半年〜数年
  • パーマネントフィラー = 半永久
長期間 (医師の技術次第)

大きくなった亀頭がストッパーの役割を果たしたり、ペニスが長くなり包皮があまりにくくなったりすることで、包茎が改善します。
手術時間も10~30分ほどと短く、日帰りでOK

ただし、真性包茎は包皮を剥くことができないため、切る包茎手術を受ける必要があります。
くわしくは「長茎・増大術について」をご覧ください。

切る包茎手術

切る包茎手術には以下のような種類があります。

術式 内容
環状切開法 余分な包皮を環状にぐるりと切除し、縫合する
背面切開法 ペニスの裏側で包皮を縦に切除し、横に縫合する
根部切除法 ペニスの付け根部分で包皮を切除し、縫合する
亀頭直下埋没法 亀頭の根本で余分な包皮をぐるりと切除し縫合する
クランプ法 専用器具を使って包皮を切除する

切る包茎手術は余った包皮を物理的に切除するので、確実な包茎改善が見込めます。
真性包茎は切る包茎手術を受けましょう。

包茎手術の特徴は、「本田ヒルズタワークリニック包茎ガイド」でもくわしく解説しています。

ドリチンの治療なら本田ヒルズタワークリニック

今回はドリチンの意味やデメリット、改善方法を解説しました。
ドリチンとは包茎の俗語で、包皮のねじれや先細りしたペニスがドリルのように見えるため、そのように呼ばれています。

そして見た目の問題だけでなく、早漏やセックスがうまくできないなどのデメリットもあります。
より良い生活を送るためにも、包茎手術で改善しましょう。

本田ヒルズタワークリニックでは「切らない包茎手術」「切る包茎手術」どちらにも対応しています。
まずは無料カウンセリングでご相談ください。

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記事監修
池袋マイケアヒルズタワークリニック 院長
馬場 剛士(ばば たけと)

包茎手術や亀頭増大術、長茎術など多様な手術に対応。
性感染症や女性器形成など、性器に関する手術の実績も豊富に有する。
完全個室によるプライバシー配慮と丁寧な診療を心がけている。

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