包皮輪狭窄とは?包皮口が狭いデメリットを解説

包皮輪狭窄(ほうひりんきょうさく)の場合、包皮口が狭いため、思うように皮が剥けず、排尿時や性行為時に不快感を生じることも珍しくありません。

成長期であれば、成長に伴い包皮口が広がっていく可能性は大いにあります。
しかし、成人の場合、成長が止まっているため自力で包皮口を広げるのは難しく、根本的な問題の解決には手術が必要です。

この記事では、なぜ包皮口が狭くなるのか、その原因やデメリット、治療方法などを解説します。

包皮輪狭窄とは?

包皮輪狭窄とは?

ペニスの皮の出口部分を包皮口(包皮輪)といい、この部分が狭い状態を包皮輪狭窄といいます。

通常であれば成長に伴い包皮口が広がり、自然と包皮が剥けていきますが、包皮輪狭窄の場合、包皮口の狭さが理由で亀頭を露出することができません

そのため、包皮輪狭窄は包茎の原因になるだけでなく、包皮輪狭窄を包茎の1種とする見解もあります。

成人すると、包皮口が自然と広がることは期待できません
無理に包皮を広げたり引き伸ばしたりすると、皮が裂けたり亀頭の根本部分が包皮口に締め付けられうっ血を起こし、壊死したりする恐れがあります。

また、包皮輪狭窄の状態で包皮を剥いてしまうと、包皮が戻らなくなり、陰茎を締め付けてしまう「カントン包茎」になってしまう可能性があるので注意が必要です。

包皮輪狭窄の根本的な問題解決のためには、クリニックでの包茎治療が必要です。

包皮口が狭い原因

包皮口が狭くなってしまう原因として考えられるのは、遺伝や体質などの先天的なものと、炎症や病気などの後天的なものに分かれます。

身長や体形と同様に、男性器についても遺伝による影響が大きく、ペニスの大きさや形状だけでなく、包皮の厚さ、包皮口の狭さなどの特徴は、先天的にある程度決まっているのです。

一方、包皮口の狭さは後天的な影響もあります。
例えば、糖尿病や炎症など、病気やケガの影響で包皮口が狭くなることもあるのです。

同じ包皮輪狭窄症であっても、人それぞれ原因は異なります。

包皮口が狭い5つのデメリット

包皮口が狭いことで、いくつかのデメリットが生じます。

以下に代表的な5つのデメリットを紹介します。

1.包茎になりやすい

包皮口が狭いと、亀頭を露出させづらいことから、常に包皮に覆われた状態(包茎)になります。

狭窄が軽度であれば仮性包茎で済むのですが、極端に包皮口が狭い場合は手指で包皮を剥けず、いわゆる真性包茎になってしまいます。

また、包皮を無理やり剥いた状態から元に戻らなくなってしまい、ペニスが締め付けられる「カントン包茎」になってしまうことも珍しくありません。

2.不衛生で病気や悪臭の原因になる

包皮に覆われた亀頭は常に湿っている状態でとても蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい環境です。

そのため、悪臭の原因になったり性病の感染リスクが高まったりと、衛生面や健康面でもリスクを抱えることになります。

仮性包茎であれば、皮をむき隅々まで洗うことができますが、逆にいえば日中や外出中など、長時間お風呂に入れないような環境では、衛生状態が悪化しやすいです。

また、真性包茎やカントン包茎の場合、皮をむくことができないため、仮性包茎以上に不衛生になりがちで、病気や悪臭のリスクが高くなります。

3.勃起時や挿入時に痛みを伴う

包皮口が狭い方は、勃起時や挿入時に痛みを感じることがあります。

例えば、真性包茎であれば、包皮口が狭く勃起時に痛みが生じることがあるほか、カントン包茎であれば狭い包皮口にカリ首部分が締め付けられうっ血を起こすことも少なくありません。

仮性包茎の場合はカントン包茎ほどではないにしても、包茎口が狭いことで圧迫感や痛みを感じる人もいます。

とくに性行為における挿入時やピストン時は包皮が動きやすいため、痛みや締め付けが生じやすくなるので注意が必要です。

4.早漏になりやすい

包皮口が狭いと亀頭が包皮に覆われているので、刺激に対して敏感になっています。

そのため、皮が剥けた状態では露茎している人と比べて刺激への耐性が低く、早漏になりやすい傾向にあります。

性行為をする際、射精までがあまりに早いと、自身もパートナーも満足することができず、セックスへの意欲が減って関係性が悪くなってしまうかもしれません。

5.他人の視線が気になる

包皮口が狭く、包茎の状態であると他人の視線が気になってしまうのもデメリットです。

「自分だけ包茎のような気がする」「陰部を見られるのが恥ずかしい」という心理から、本来リラックスできる場所のはずの温泉やサウナなどで、逆に緊張してしまう方が多いようです。

実際に、当クリニックに包茎治療を受けに来られる患者様の中には、こうしたお悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。

包皮輪狭窄とカントン包茎の違い

包皮輪狭窄とカントン包茎の違いは以下の通りです。

包皮輪狭窄
勃起時に亀頭を露出させることはできないが、通常時は露出できる
カントン包茎
亀頭を露出させたものの、包皮が元に戻せない状態

包皮輪狭窄とカントン包茎は、カリ部分が狭い包皮口に締め付けられるという点では共通していますが、「包皮輪狭窄=カントン包茎」というわけではありません。

包皮輪狭窄はあくまでも「包皮口が狭い」状態であり、包茎の原因の1つでしかありません。基本的に包皮を元に戻すことはできるので、元に戻せなくなるカントン包茎とは異なります。

ただし、極端に包皮口が狭い場合は包皮輪狭窄がカントン包茎を引き起こしてしまうこともあるので、その点には注意が必要です。

包皮輪狭窄の治療法

包皮輪狭窄の治療法

包皮輪狭窄の治療法は、一般的に、切る包茎手術を施します。
包皮口が狭く、亀頭が露出しにくいという特性上、包皮を剥いた状態で固定する「切らない包茎手術」は行えないからです。

包皮輪狭窄に用いられる包茎手術は以下の通りです。

術式 内容 特徴
環状切開法 余っている包皮をリング状に切除、縫合する方法 ・費用が安い
・傷跡が目立つ
・定番の包茎手術
背面切開法 ペニスの背面に対し縦に切れ込みを入れ、縫合する方法 ・費用が安い
・短時間で済む
・傷跡が目立つ
亀頭直下法 亀頭の直下で環状切開、縫合する方法 ・ツートンカラーになりにくい
・手術跡が目立ちにくい
・難易度が高く医師の技術に左右される

どの術式が最適なのかは、包皮口の状態によっても変わります。
自分で判断せず、まずはクリニックを受診しましょう。

また、包茎矯正器具を使用して包皮輪狭窄を自分で治そうとする方もいますが、おすすめしません。
医学的な効果が証明されていないばかりか、ペニスの損傷リスクがあるからです。

包茎手術 包茎矯正器具
効果
持続期間 半永久 一時的
特徴 医師執刀のため安全性が高い
万が一のトラブルにも対応可能
壊死のリスクがあり安全性が低い
トラブル時の処置が遅くなる
費用 10,0000円~ 1,000円~

自力で無理に包皮輪狭窄を治そうとした結果、カントン包茎になったり、ペニスを損傷したりするリスクがあります。

本田ヒルズタワークリニックでは、メスを使わない「切らない包茎手術」のほか、包皮輪狭窄や真性包茎、カントン包茎の方に向けた「切る包茎手術」にも対応しています。

切らない包茎手術では根本的な解決にならないからです。

切る包茎手術も本田ヒルズタワークリニックへ

本田ヒルズタワークリニックでは、基本的に包皮を切らない治療をおすすめしています。
「最小限の治療で最大限の効果」をモットーにしており、痛みを抑え、回復の早さにも配慮した施術を心がけているためです。

しかし、包皮輪狭窄のように「切る手術」が必要な症状もあります。このような場合でも状況に応じて対応いたしますので、安心してお任せください。

環状切開法や背面切開法、亀頭直下法などについても、これまで多数の施術実績があります
患者様に寄り添い、最適な提案をさせていただきます。

本田ヒルズタワークリニックの10の特徴

包皮口が狭いことでお悩みの方は、本田ヒルズタワークリニックにご相談ください。
丁寧なカウンセリングを行い、患者様に適切な治療をご提案させていただきます。

男性器治療を得意とする本田ヒルズタワークリニックは、次の10個の特徴によって患者様に選ばれています。

本田ヒルズタワークリニック 10の特徴

  • 担当医は全て男性
  • お客様に配慮した立地
  • 完全予約制を採用
  • 安心のプライバシー保護体制
  • 治療の痛み・出血は最小限
  • 納得の仕上がり
  • 入院・通院は一切なし
  • 充実のカウンセリング体制
  • 治療内容がバレない”自由診療”扱い
  • 執刀医がカウンセリング

当クリニックの特徴については、トップページにくわしく記載しています。
ぜひ一度、ご覧ください。

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記事監修
池袋マイケアヒルズタワークリニック 院長
馬場 剛士(ばば たけと)

包茎手術や亀頭増大術、長茎術など多様な手術に対応。
性感染症や女性器形成など、性器に関する手術の実績も豊富に有する。
完全個室によるプライバシー配慮と丁寧な診療を心がけている。

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