尖圭コンジローマと間違えやすいイボとは?正しい見分け方はある?

尖圭コンジローマと、ほかのイボができる病気は間違えやすく、亀頭のぶつぶつを発見して「性病?もしかしてコンジローマ?」と不安に思う方は多いです。

しかし、ペニスのぶつぶつは性病とは限りません。
生まれつき存在する無害なイボ、脂肪が盛り上がっただけの小さなできものなど、放置しても問題ないぶつぶつがあります。

とはいえ、医学知識のない方が尖圭コンジローマなのか、害のないイボなのかを判断するのは難しいでしょう。
今回は、「男性のコンジローマと間違えやすい症状」や「特徴」について解説します。

亀頭のぶつぶつの正体が気になる方は、最後までご覧ください。

尖圭コンジローマは性感染症の一種

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって発症する性感染症の一種です。
感染すると、ペニスや肛門周辺にぶつぶつとしたイボができます。

主に性行為によって感染し、膣内性交だけでなく、アナルセックスやオーラルセックスでも感染するリスクがあります。

また、ごくまれに感染者が使用したタオルや寝具から感染する可能性もあるので注意が必要です。

良性のイボとの見分け方

「尖圭コンジローマ」と「健康への影響のないイボ(良性のイボ)」の違いを把握しても、確実に見分けられるわけではありません。

しかし、特徴を把握すれば危険性を推測する参考にはなります。

尖圭コンジローマ 良性のイボ
発生部位 性器や肛門周辺
  • 性器
  • 肛門周辺
  • 体のさまざまな場所
見た目
  • 鳥のトサカ
  • カリフラワー
小さいぶつぶつ
範囲 広範囲に広がる 限られた範囲に発生

ただし、上記の表は参考程度にしてください。
正確な診断は医師でないと難しいため、イボができたのであれば、早めに医療機関を受診しましょう。

尖圭コンジローマの詳細は「尖圭コンジローマと治療法について」をご覧ください。

尖圭コンジローマの写真

尖圭コンジローマと間違えやすいイボ

尖圭コンジローマと間違えやすいイボ

尖圭コンジローマと間違えやすいイボには、体に害のない生理現象によるものもあれば、コンジローマと同じ性感染症によるものもあります。

以下の表では、尖圭コンジローマと間違えやすいイボをまとめています。

名称 分類 形状
フォアダイス フォアダイス 生理現象 1~3mmほどの白や黄色のぶつぶつ。
亀頭の根元やサオ部分に発症する。
真珠様陰茎小丘疹 真珠様陰茎小丘疹 生理現象 1~3mmほどのドーム状に盛り上がったぶつぶつ。
亀頭やサオ部分の冠状溝(カリ首)に沿って発症する。
包皮腺(タイソン腺) 包皮腺(タイソン腺) 生理現象 包皮小帯(裏筋)の左右にできる白や黄色のぶつぶつ。
消える前のニキビのようなプチっとした感触。
被角血管腫 被角血管腫 皮膚疾患 1~5mmほどのざらついた赤紫色、褐色のぶつぶつ。
陰嚢(いんのう=金玉袋)に発生することが多い。
毛包炎(毛嚢炎) 毛包炎(毛嚢炎) 皮膚疾患 赤みを帯びたできもの。
進行すると膿が溜まり白くなる。
毛穴がある場所ならどこにでも発症する。
扁平コンジローマ(梅毒) 扁平コンジローマ (梅毒) 性感染症 淡紅色や灰白色の、表面がザラザラした平たく盛り上がったイボ。
亀頭の根元やサオ、包皮、肛門周辺にできやすい。
性器伝染性軟属腫(水イボ) 性器伝染性軟属腫 (水イボ) 皮膚感染症 1~2mmほどの赤みがかったイボ。
主にサオ部分や陰嚢、肛門周辺に発症する。
性器ヘルペス 性器ヘルペス 性感染症 1~2mmほどの赤みがかったぶつぶつ。
亀頭や冠状溝、包皮に発症することが多い。

病気ごとに危険性や治療法、うつりやすさなどは異なります。
イボができる病気は上記のほか、非常にたくさんあるので、処置については医師の指示に従ってください。

ペニスにできたイボに関しては「亀頭にできたぶつぶつは病気?原因と治療法をわかりやすく解説」もご覧ください。

尖圭コンジローマの危険性

イボやぶつぶつが尖圭コンジローマだった場合、自身だけでなく、パートナーにも健康被害をもたらすので用心しましょう。

女性が尖圭コンジローマの原因でもあるHPVに感染すると、子宮頸がんの発症リスクが高まるとされています。

また、HPVは一度体内に侵入すると、なかなか完全に体外に排出することができません。
常に再発のリスクがつきまとうのも、尖圭コンジローマが危険とされている理由なのです。

ペニスにイボを見つけたら病院に行くべき?

繰り返しになりますが、ペニスにイボができたら、すぐ病院に行きましょう。
尖圭コンジローマなのか別の性感染症なのか、それとも害のない良性のイボなのか自分では断定できないからです。

また、生理現象による無害のイボだとしても、女性が見たら嫌悪感を抱くでしょう。
イボが原因でセックスレスになったり、風俗店でサービスを拒否されたりする可能性も考えられます。

「フォアダイス」や「包皮腺」は短時間で治療可能です。
まずはイボの正体が何なのか、はっきりさせるためにも医療機関を受診してください。

尖圭コンジローマか否かの検査は本田ヒルズタワークリニックで

当クリニックでは、尖圭コンジローマの検査を行っています。
良性のイボだった場合、除去するかしないかなど、患者様のご意向をうかがってから治療方針をご提案させていただきます。

尖圭コンジローマだった場合、最適な治療をご提供させていただきますのでご安心ください。

いずれの場合も、男性器専門クリニックならではの「美しい仕上がり」を意識した治療を行っています。
技術力の高い医師が患者様に寄り添い、丁寧に対応させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

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記事監修
池袋マイケアヒルズタワークリニック 院長
馬場 剛士(ばば たけと)

包茎手術や亀頭増大術、長茎術など多様な手術に対応。
性感染症や女性器形成など、性器に関する手術の実績も豊富に有する。
完全個室によるプライバシー配慮と丁寧な診療を心がけている。

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