性病は自然治癒しない!放置すると起こる深刻なリスクを解説
「性病は自然治癒しないと聞いたけど本当?」このような疑問を抱いている方は多くいます。
また、恥ずかしさや気まずさから、病院へ行かず放置している人も少なくありません。
しかし、性病が自然治癒することはありません。
適切な治療を受けずに放置していると、症状が悪化し命の危険に関わる可能性があります。
この記事では、性病が自然治癒しない理由や放置するリスクについて解説します。
性病が自然治癒しない理由
性病が自然治癒しない理由は、原因である細菌やウイルスが人間の免疫だけでは完全に排除できないからです。
市販薬を服用して症状が軽くなることはあっても、病原体は体内に残り続けてしまいます。
また、症状が出ていない潜伏期間中も感染力は失われません。
自覚症状がないからといって安心せず、心当たりがある場合は早めに医療機関で検査を受けることをおすすめします。
一時的に症状が消えることはある
身体の状態や病気の進行の過程によっては、性病の症状が一時的に消えてしまうことがあります。
症状が消えると「治った」と判断してしまいがちですが、これは免疫の一時的な現象に過ぎません。
体内から病原体が消えたわけではないため、ご注意ください。
治療すれば完治するのか
多くの性病は、医療機関で治療を受ければ治すことができます。
ただし、性病の種類によっては完治が難しいものも存在します。
HIVや性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどは、現時点では症状を抑える治療はできても、体内からウイルスを完全に除去することはできません。
ただし、治療によって感染リスクや再発リスクを大幅に抑えることは可能です。
コンジローマについては「コンジローマは一生治らない?再発リスクと完治の可能性」をご覧ください。
性病の治療方法
性病の治療方法には、以下のようなものがあります。
※スマホの方は横スクロールできます。
| 病名 | 治療方法 | 期間・回数 |
|---|---|---|
| 尖圭コンジローマ |
・塗り薬 ・レーザー治療 ・電気焼灼 ・凍結療法 |
薬の場合、数週間~数カ月。 外科的治療は 1~数回。 |
| クラミジア | 抗生物質の内服(飲み薬) | 1 回の服用、または 3~7 日間の内服。 |
| 淋病 |
・抗生物質の点滴 ・抗生物質の筋肉注射 |
基本的に 1 回の点滴・注射で終了。 |
| 梅毒 |
・抗生物質の内服(飲み薬) ・抗生物質の筋肉注射 |
症状により 2~8 週間程度。 注射の場合は 1~3 回。 |
| トリコモナス |
・抗トリコモナス薬の内服 ・膣錠(女性の場合) |
約 10 日間の内服。 |
| 性器ヘルペス |
・抗ウイルス薬の内服 ・抗ウイルス薬の軟膏 |
5 日間~10 日間程度。 ※再発抑制療法の場合は継続。 |
| HIV(エイズ) | 抗 HIV 薬の内服(多剤併用療法) |
継続的な服用が必要。 (現在はコントロール可能な疾患です) |
上記のように、性病の治療法は原因菌やウイルスによって異なり、飲み薬や点滴、外科的処置など幅広い選択肢があります。
尖圭コンジローマのように数カ月の通院が必要なものから、クラミジアや淋病のように短期間で治療が完了するものまで期間もさまざまです。
症状が消えたからと自己判断で治療を中断せず、医師の指示通りに最後まで治療を続けてください。
少しでも不安な症状があれば、早めに医療機関に相談しましょう。
亀頭の異常に関しては「亀頭にできたぶつぶつは病気?原因と治療法をわかりやすく解説」をご覧ください。
性病を放置すると起こり得るリスク
性病を放置するとパートナーに感染させてしまう、重症化してしまうかもしれないといったリスクがあります。
パートナーに感染させてしまう
適切な治療を受けないまま放置すると、パートナーに性病を感染させてしまう可能性があります。
とくに注意が必要なのは、症状が軽いからといって感染力が弱いわけではない点です。
パートナーに感染させてしまった場合、治療後に再び自分へ感染する「ピンポン感染」が起こる可能性もあります。
そのため、二人同時に治療を受けることが重要です。
重症化してしまう可能性
性病を放置すると、以下のようなリスクがあります。
| 病名 | 男性のリスク | 女性のリスク | 共通のリスク |
|---|---|---|---|
| 尖圭コンジローマ |
・中咽頭がん ・肛門がん |
・子宮頸がん ・外陰がん |
・いぼの巨大化 ・高い再発率 |
| クラミジア |
・精巣上体炎(不妊の原因) ・前立腺炎 |
・子宮内膜炎・卵管炎 ・不妊症・子宮外妊娠 |
・無症状のまま進行 ・母子感染(結膜炎等) |
| 淋病 |
・精巣上体炎 ・尿道狭窄 |
・骨盤内炎症性疾患(PID) ・不妊症 |
・関節炎・敗血症 ・新生児の眼感染症 |
| 梅毒 |
・神経梅毒(脳への影響) ・心臓・血管へのダメージ |
・神経梅毒(脳への影響) ・心臓・血管へのダメージ |
・先天梅毒(胎児への影響) ・全身の臓器破壊 |
| トリコモナス |
・慢性尿道炎 ・前立腺炎(稀) |
・酷い膣炎・悪臭 ・早産・流産のリスク |
粘膜の炎症によるほかの性病の感染リスク増 |
| 性器ヘルペス |
・排尿困難 ・強い精神的苦痛 |
・激痛による歩行困難 ・脳炎・髄膜炎 |
・一生続く再発の不安 ・新生児ヘルペス |
| HIV(エイズ) |
・日和見感染症の発症 ・悪性腫瘍(がん) |
・日和見感染症の発症 ・悪性腫瘍(がん) |
・免疫不全による死亡 ・完治不能(生涯の投薬) |
性病を放置することは、将来の人生を左右する重大なリスクを招きます。
男性は不妊症や尿道狭窄、女性は子宮内膜炎や不妊、さらには母子感染といった深刻な事態につながりかねません。
梅毒やHIVのように臓器や脳に深刻なダメージを与えるものや、コンジローマのように癌化の原因となる疾患も存在します。
「症状が軽いから」「恥ずかしいから」と検査や治療を先延ばしにするのは非常に危険です。
大切なパートナーや将来の家族を守るためにも、違和感を覚えたらすぐに医療機関を受診しましょう。
包茎手術は性病予防に効果的
包茎手術することで、性病に感染する確率を大幅に減らせます。
ペニスを衛生的に保てるようになるからです。
もちろん、包茎手術をすれば100%性病を防げるわけではありません。
しかし、包皮内部の蒸れや汚れの蓄積を防ぎやすくなることで、感染リスクを下げる一因にはなります。
コンドームを正しく使用する、定期的に検査するなど、包茎手術後もペニスをケアすることで、より高い予防効果が期待できます。
包茎手術は総合的な性病対策の1つとして、十分価値があるでしょう。
性病は自然治癒を期待せず医療機関へ
性病が自然治癒することはありませんが、医療機関を受診すれば多くの性病は改善します。
少しでも性病の疑いがあるときは、病院やクリニックで検査しましょう。
当クリニックではコンジローマをはじめとする「ぶつぶつ」の除去や、HPVワクチンの注射を提供しています。
また、仮性包茎や真性包茎といった、さまざまな包茎治療も得意です。
性病やペニスについてのお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
